痩せる薬おすすめランキング【最新版】医療機関で扱う治療薬と市販薬の特徴

痩せる薬おすすめランキング【最新版】医療機関で扱う治療薬と市販薬の特徴

「食事制限や運動をしても、思うように体重が減らない…」

そんな経験をしたことのある方は少なくないでしょう。近年では、こうした悩みに対し、医療機関で体重管理をサポートする「医療ダイエット」という方法が注目されています。

医療ダイエットでは、医師の診察をもとに肥満症や生活習慣病の管理に使用される医薬品を活用するケースもありますが、これらの薬剤にはいくつかの種類があり、目的や体質により適応が異なります。

そこで本記事では、医療ダイエットで用いられる代表的な薬剤と市販薬の特徴や分類、相談の目安となる情報を整理しました。あわせて、読者の関心が高い「痩せる薬おすすめランキング」として、医療機関で取り扱いのある薬剤を紹介します。

※本記事は特定の医薬品の使用を推奨するものではなく、医師による診療を前提とした情報提供を目的としています。

監修者

FRAISE CLINIC統括医師

近澤徹(ちかざわ とおる)

北海道大学医学部卒業後、慶應義塾大学病院に入職し、臨床経験を積む。その後、名古屋市立大学病院では客員研究員として研究に従事。精神科医として培った鋭い洞察と揺るぎない対話力を基盤に、美容医療においても患者の内面に寄り添い、その「ありたい姿」を確実に形へと変えていきます。

【所属・役職】

  • FRAISE CLINIC 統括医師
  • 日比谷セントラルクリニック 副院長
  • 株式会社Medi Face 代表取締役医師
  • 株式会社Legal Doctor 代表取締役医師
  • 医療法人伯鳳会 赤穂中央病院
  • 日韓美容医学学会 常任理事
  • 日本医師会認定産業医

医療ダイエットにおける薬剤の種類と特徴

医療ダイエットにおける薬剤の種類と特徴

医療ダイエットの一環として使用される薬剤は、目的や作用の仕組みに応じて複数のタイプに分類されます。

たとえば、食事の摂取量に関わる感覚や血糖値の調整に関与する作用を持つ薬剤などがあり、体質や健康状態に応じて医師が判断・処方します

以下では、医療機関で取り扱われる代表的な薬剤を7つのカテゴリに分けて紹介します。それぞれの分類に該当する薬剤の特徴や使用上の注意点などを理解することで、医師との相談時の参考になります。

各薬剤には、使用にあたって医師による適切な判断と管理が必要です。副作用の可能性や服用方法の違いにも留意しながら、ご自身に適した選択肢を検討する際の情報の一助としてご活用ください。

GLP-1受容体作動薬の概要と薬剤の特徴

GLP-1受容体作動薬は、体内のホルモン「GLP-1(インクレチン)」の働きを補うことを目的とした薬剤で、糖尿病治療や肥満症の治療などで使用されることがあります。

現在、日本国内でも一部のGLP-1受容体作動薬が肥満症治療薬として承認されており、医療機関で相談の上個々の症状や目的に応じて取り扱われています。

以下では、代表的なGLP-1受容体作動薬の種類と特徴、使用方法に関する情報を整理しました。なお、これらの薬剤はすべて医師の判断と管理のもとで使用されるものであり、自己判断での使用は行えません

薬剤名投与方法主な用途※肥満症治療での承認状況
リベルサス飲み薬
1日1回・朝
2型糖尿病未承認
(※の疾患では承認済)
オゼンピック注射
週1回
サクセンダ注射
1日1回
肥満症(海外)未承認
(自由診療等で提供)
ウゴービ注射
週1回
肥満症承認済み
(日本国内)
代表的なGLP-1受容体作動薬の概要

※未承認の薬剤については、医師が必要と判断した場合に限り医師の責任のもと提供されるケースがあります。

リベルサス(セマグルチド)

リベルサスは、GLP-1受容体作動薬としては珍しい経口タイプの薬剤です。日本国内では2型糖尿病の治療薬として承認されており、注射ではなく飲み薬を希望する方に選択肢として提示されることがあります。なお、肥満症に対する適応は現在のところ承認されていません。

服用の際は、起床後すぐの空腹時に少量の水で服用し、一定時間の飲食制限が必要になるなど、独自の服薬ルールが設けられています。

使用にあたっては、吐き気や胃腸の不快感などの症状が現れることがあります。特に開始時や増量時に現れやすいため、体調の変化には注意し、必要に応じて医師に相談することが推奨されます。

オゼンピック(セマグルチド)

オゼンピックは、週1回の注射で使用されるGLP-1受容体作動薬です。2型糖尿病治療薬として日本国内で承認されており、長時間作用型という特徴を持ちます。

服用中に見られる体の変化として、胃腸に関連した症状(吐き気や便通の変化など)が報告されることがあります。

自己注射が可能な薬剤のため、継続的な使用のしやすさも考慮される一方、使用方法や体調の管理について医師の説明を十分に受けることが重要です。

サクセンダ(リラグルチド)

サクセンダ(リラグルチド)は、肥満症に対する使用を目的として海外で開発されたGLP-1受容体作動薬です。日本国内では医薬品としての承認は得ていないため、使用にあたっては自由診療における医師の判断が必要になります。

使用方法は1日1回の皮下注射で、一定の段階を経て用量を増やしていくのが一般的です。消化器系の不調や倦怠感などが起こる場合があるため、継続的な使用には体調の変化に注意しながらの対応が求められます。

ウゴービ(セマグルチド)

ウゴービは、日本国内で肥満症治療薬として承認されたGLP-1受容体作動薬です。週1回の皮下注射で使用され、一定の段階的な増量スケジュールに従って投与が進められます。

注射後に見られる可能性のある症状として、消化器の不調、倦怠感、注射部位の違和感などが知られています。特に治療初期には慎重な体調管理が推奨されます。

GIP/GLP-1デュアル作動薬の概要とマンジャロ(チルゼパチド)の特徴

近年「痩せる薬」として関心が高まっているなかで、2024年に登場したGIP/GLP-1デュアル作動薬の「マンジャロ」は、新しい選択肢として注目を集めています。従来のGLP-1受容体作動薬に加え、もう一つのホルモン「GIP」もサポートする仕組みが特徴で、体重や日々のバランスに働きかける点が話題になっています。

ライフスタイルの見直しを含む医療ダイエットの一環として使われることがあり、現在いくつかの医療機関などでも取り扱いが始まっています。

マンジャロは、週1回の注射タイプの薬です。生活習慣の見直しとあわせて取り入れられることがあり、継続しやすい点も特徴とされています。使用中に体調が変化する場合もあるため、医師の指導のもと、無理のない範囲で使用することが大切です。

SGLT2阻害薬の概要と薬剤の特徴

SGLT2阻害薬とは2型糖尿病などの治療に使われているお薬です。最近では医師の判断のもとで、生活習慣の見直しや体重の管理に役立てられるケースも増えています。糖を体外に出す働きがあり、日々のバランス調整を助ける選択肢のひとつとして知られています。

ここでは、代表的なSGLT2阻害薬としてよく名前が挙がる「フォシーガ」「ジャディアンス」「ルセフィ」についてご紹介します。

薬剤名投与方法主な用途※肥満症治療での承認状況
フォシーガ飲み薬
1日1回 朝
2型糖尿病
慢性心不全
慢性腎臓病
未承認
(※の疾患では承認済)
ジャディアンス
ルセフィ飲み薬
1日1回
2型糖尿病
代表的なSGLT2阻害薬の概要

フォシーガ(ダパグリフロジン)

フォシーガは、SGLT2阻害薬として広く使われているお薬のひとつで、毎日1回飲むタイプの内服薬です。糖を外に出すしくみを持つことから、食事の影響を受けにくく、取り入れやすいのが特長とされています。

現在は糖尿病や心不全、慢性腎臓病などの治療目的で処方されることがあります。服用中は、体調の変化や脱水などに注意が必要とされています。

ジャディアンス(エンパグリフロジン)

ジャディアンスもフォシーガと同じタイプの内服薬で、1日1回の服用が基本です。糖の排出に関わるはたらきに加えて、心臓や腎臓のサポートにも期待されることから、幅広い分野で使用されています。

体調管理の一環として取り入れられることもあり、医師の指導のもとで使用されることが大切です。副作用には個人差があるため、使用中に気になる症状がある場合は、早めに相談することが勧められます。

ルセフィ(ルセオグリフロジン)

ルセフィは日本で開発されたSGLT2阻害薬で、日本人の体質に配慮して設計されている点が特長です。朝に1回服用するタイプで、日常生活になじみやすいお薬として使われています。

糖を外に出すことで体内バランスを整えるという考え方から、医療ダイエット分野でも関心を集めています。服用にあたっては、水分補給や体調の変化に注意しながら継続することが大切です。

食欲抑制剤の概要とサノレックス(マジンドール)の特徴

食欲抑制剤は、食欲をコントロールするサポートが期待されているお薬で、医師の判断のもとで処方されることがあります。「痩せる薬」などと注目されることもありますが、使用には一定の条件や制限があるため、専門的な管理が前提です。

日本国内で医療用として承認されている「サノレックス(一般名:マジンドール)」は、肥満治療の一環として処方されることのある内服薬です。食事の量が気になる方や、他の方法では効果が出にくい場合に、医師の判断で使われるケースがあります。

国内では、高度肥満(BMI35以上)の方に対して、他の治療法で十分な効果が得られなかったときに限って使用が認められています。

基本的には、1日1回、昼食前に飲む形が一般的です。医師の判断によっては、量や回数が調整されることもありますが、長期連続使用は推奨されていません。

体調や生活リズムに影響することもあるため、服用中は医師とこまめに相談しながら進めることが大切です。まれに、眠れなくなる・緊張しやすくなる・口が渇くなどの体感が報告されることもあります。

また、依存性のリスクや使用期間の制限があるため、自己判断での継続や中断は避け、医療機関の指導のもとで行うようにしましょう。

リパーゼ阻害薬の概要と薬剤の特徴

リパーゼ阻害薬は、食事に含まれる脂肪の一部を体に吸収させずに排出するという仕組みで知られています。体重管理やカロリー摂取の工夫をしたい方のあいだで、話題になることもあります。

ここでは、代表的なリパーゼ阻害薬である「ゼニカル」と「アライ」について、基本的な情報を紹介します。

薬剤名投与方法主な用途肥満症治療での承認状況
ゼニカル飲み薬
1日3回
(食事中または食後1時間以内)
肥満症治療未承認
(成分は海外製品で承認済み)
アライ内臓脂肪・腹囲の減少承認済
(要指導OTC医薬品)

※未承認の薬剤については、医師が必要と判断した場合に限り医師の責任のもと提供されるケースがあります。

ゼニカル(オルリスタット)

ゼニカルは、欧米では肥満症の補助治療として広く使われている薬で、食事中の脂質の吸収を抑えるはたらきがあるとされます。なお、日本では医療用医薬品としては承認されておらず、使用される際は安全性や品質への理解が求められます。

一般的には、1日3回、食事中または食後1時間以内に服用する形が多く、食事に脂肪がほとんど含まれていない場合は、服用をスキップすることもあります。

また、脂肪の吸収が抑えられる影響で脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収も妨げられる可能性があるため、必要に応じてサプリメントで補うケースもあるようです。

油分を含む便が出やすくなる・お腹が張る・便意を感じやすくなるなど、主に消化器に関する軽い副作用症状が報告されています。脂質の多い食事を摂った場合に起こりやすく、体質によって感じ方に個人差があります。

アライ(オルリスタット)

アライは、日本で販売されている要指導医薬品で、ゼニカルと同じ有効成分を含んでいますが、1カプセルあたりの成分量が半分(60mg)に抑えられています。BMI25以上の方向けに、市販薬として体重管理サポートする補助薬のひとつです。

一般的には、食事中または食後1時間以内に1日3回の服用が目安となり、脂質をほとんど含まない食事や食事をとらない場合は、服用を控えることも。脂溶性ビタミンへの影響を考慮し、ビタミンサプリを別のタイミングで摂ることがすすめられることもあります。

副作用としては、油分を含む便や軟便、ガスの排出といった軽い消化器症状が報告されることがあります。 特に脂質の多い食事をとった際に起こりやすく、使用前には薬剤師の説明をよく聞くことが大切です。

ビグアナイド薬の概要とメトホルミンの特徴

ビグアナイド薬は、体内の糖のバランスを整えるために使われる薬のひとつです。主に血糖値を安定させたいときに用いられることがあり、医師の判断で処方されます。代謝の効率をサポートすることから、体重に配慮したい方の治療に併用されるケースもあります。

メトホルミンは、ビグアナイド薬に分類される薬で、毎日の生活習慣とあわせて血糖の管理を補助する目的で使用されます。通常は1日2~3回、食後に少量から始め、様子を見ながら量が調整されます。

人によっては、使い始めにお腹のハリやゆるさを感じることがあるようです。まれに体調に大きく影響するケースもあるため、違和感が続く場合は医師に相談しましょう。

医療用漢方薬の概要と薬剤の特徴

医療ダイエットでは、体質や体調に合わせて、漢方薬が処方されることもあります。代謝のめぐりを整えたり、むくみや便通の改善を目的とするケースが多く、食事・運動療法とあわせて使われます。

ここでは、医療機関で使われる代表的な2種類の漢方薬をご紹介します。

薬剤名投与方法主な用途肥満症治療での承認状況
防風通聖散飲み薬(顆粒や錠剤)
1日2〜3回
食前または食間
肥満傾向・便秘がある方向け承認済み
(医療用)
防已黄耆湯むくみ・水太りタイプ向け
主な医療用漢方薬の概要

※いずれの漢方薬も、医師の判断により処方される医療用のものです。市販薬として購入できるタイプもありますが、体質に合った処方が重要なため、使用の際は必ず専門家の指導を受けてください。

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

防風通聖散は、脂肪がつきやすい体質や便通の乱れに対応した漢方薬です。比較的体力のある方向けで、体の内側からすっきりを目指したい方に用いられます。服用の目安は1日3回、食前または食間。空腹時の服用が推奨されます。

人によっては、ゆるい便やお腹の張り、食欲の低下などが見られることも。気になる症状が続く場合は、医療機関に相談しましょう。

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

防已黄耆湯は、むくみやすく冷えを感じやすい体質の方に使われることが多い漢方薬です。水分代謝のバランスを整えることを目的とし、疲れやすい方にも処方されることがあります。

こちらも通常、1日3回食前または食間に服用。胃の不快感や軽い下痢、発疹などが見られることがあるため、体質に合わないと感じた場合は、早めに専門家に相談しましょう。

自分に合う医療ダイエット薬の見つけ方とは?

自分に合う医療ダイエット薬の見つけ方とは?

医療ダイエット薬は、医師の診察を受けて処方されるものです。

ご自身の体質や目的に合った治療を受けるために、事前に知っておきたいポイントをまとめました。

目的や自分の体質を整理しておく

医療ダイエットでは、主に以下のようなタイプの治療が行われます。

  • 食欲のコントロールを助ける
  • 脂肪や糖の吸収を抑える
  • 代謝をサポートする

たとえば、つい食べすぎてしまう方にはGLP-1受容体作動薬が処方されることがありますし、むくみや冷えが気になる場合には漢方薬が選ばれるケースもあります。

治療前に「どんな悩みがあるのか」「どんな変化を期待しているか」を整理しておくことで、医師に自分の状態を伝えやすくなります。

副作用についても理解しておく

薬には必ず作用と副作用があり、体質によって現れ方も異なります。たとえば、GLP-1受容体作動薬では吐き気や下痢などの症状が、脂肪吸収抑制薬では便の変化などが報告されています。

安全に治療を受けるためにも、不安な点や既往歴があれば事前に医師へ相談しましょう。

医師と一緒に治療方針を決める

医療ダイエット薬は、医師が診察や検査を行ったうえで、必要と判断された場合に処方されます。最近はオンライン診療も活用しやすくなっており、通院の負担を減らして相談できるクリニックも増えています。

ご自身の体調や生活習慣に合わせた治療方針を、医師と一緒に考えていくことが大切です。

続けやすさや費用の面も確認を

ダイエット治療は一定の期間継続する必要がある場合が多く、費用や服用のしやすさも治療の続けやすさに関わってきます。

あらかじめ、月々の費用や服用スケジュールについて確認しておくと安心です。

【注意】個人輸入の通販で購入するのは避けましょう

SNSやネット通販では、医療ダイエット薬を個人輸入できるように見えることがありますが、これは大変危険です。成分が不明なものや偽造品が含まれている可能性があり、健康被害や副作用のリスクが高まります。

また、GLP-1受容体作動薬のような薬は「処方箋医薬品」に分類され、医師の診察なしに使用することは法律上の問題になる場合もあり、厚生労働省でも注意喚起をしています。

必ず医療機関で診察を受け、適切な方法で使用するようにしましょう。

医療ダイエット薬に関するよくある質問(Q&A)

最後に、医療ダイエット薬に関するよくある質問に、Q&A形式で回答していきます。

医療ダイエットに健康保険は使える?

美容目的で行う医療ダイエット(見た目や体型改善を主とした治療)は、基本的に保険適用の対象外です。

ただし、肥満が高血圧や糖尿病、脂質異常症などの疾患と関連し、医師が治療上必要と判断した場合には、一部の薬剤が保険適用されるケースもあります。例えば、防風通聖散(漢方薬)やメトホルミンなどが医学的な目的で処方される場合がこれにあたります。

医療ダイエットで処方される薬とサプリメントとの違いは?

医療ダイエット薬は、医師の診察に基づいて処方される医療用医薬品であり、厚生労働省による承認を受けています。効果や副作用について科学的な検証が行われています。

一方、サプリメントは「食品」に分類され、病気の治療や予防を目的とした使用は認められていません。そのため、体重管理や代謝サポートの選択肢として取り入れることはできますが、医薬品と同等の作用を期待することはできません。

また、医療ダイエット薬の中には、本来は糖尿病など別の疾患治療薬として承認されているものもあります。使用にあたっては医師とよく相談することが大切です。